通関士試験独学一発合格のセオリー(12)メンタル管理

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合格に必要な基礎となる知識を簡単にまとめてみました。

単に独学で短期合格や一発合格を狙うといったことに関係なく、予備校や通信講座を受講していても、見落としていれば致命的となるような基礎的な知識となります。

前回は以下の記事「体調管理」でした。

通関士試験独学一発合格のセオリー(11)体調管理

今回は「メンタル管理」です。

目次

1.メンタル管理の重要性
2.メンタル管理の具体策
3.まとめ

1. メンタル管理の重要性

前回の記事では、体調管理の重要性について書きました。

その中で、体力を維持することが重要であることに加えて、メンタル管理も非常に重要であると述べました。

試験勉強を継続し、試験で実力を出し切る上で、メンタル管理は非常に重要です。

メンタル管理をする上では、日ごろから体調管理をして、体力を維持していくことが大切です。

体力を消耗し、疲弊した状態では、メンタルも良好な状態を保つことは難しいでしょう。

そのようなことから一流スポーツ選手が「心・技・体」ではなく「体・技・心」であると言っています。

そのことに関しては、以下の記事を読んでみてください。

また、体調管理の一環に風邪の予防・対処がありますが、そのことについても以下の記事を書いています。

上記の風邪対策の記事では、感染症の権威である医師の話を引用しています。

その中で、風邪を予防する上で重要なことは、「悲観的にならない」ということが挙げられていました。

このことには、きちんとした医学的なデータがあり、

「自分自身を不健康だと思っている人ほど体調を崩しやすい」ということが実証されているようです。

自分に対してネガティブな人は健康面でいろいろと良くない事が多いので、自分のことを、不幸せだと思ってはいけないのです。

「幸せ・不幸せは捉え方次第」と考えていくことが大切なのです。

しかし、毎日仕事や残業、家事・育児に追われる中で、思ったように勉強時間が取れない中で、がんばろうとすると、次第に疲弊してしまって、ネガティブな発想が浮かんでくるかもしれません。

そんな時に、前向きな気持ちで日々の勉強に取り組めるようにメンタル管理をすることは重要です。

また、試験本番で力を出し切るというためのメンタル管理も重要となります。

2.メンタル管理の具体策

勉強時間を思うように取れずにネガティブな思考過程に陥らないためには、簡単な問題を1問でも良いので解いて、復習をして確実に解けるという自信をつけることが重要であると思います。

詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。

難問や奇問でなく、正解率の高い基礎的な問題を選んで1問でも良いので、日々取り組むようにしましょう。

しかし、残業を終えて帰宅すると、家事や育児で勉強できず、休日でないと時間が取れない場合もあると思います。

そんな時は、例えば、電車通勤などの方はスマートフォンを見たり、車通勤の方は、以下の記事のような録音倍速学習を取り入れ、隙間時間を利用して毎日問題に触れるという方法もあります。

この方法は、録音学習と言う耳から聞く学習方法という性質上、向き不向きはありますが、倍速にすれば時間短縮にもなり、場所を選ばないと言うメリットがあるため、おすすめします。

お風呂やトイレの時間を工夫して使うという方法もあります。

とにかく、知恵を絞って少しでも日々前進できるように工夫しましょう。

もちろん、ただ毎日問題を解いていれば良い訳ではなく、記憶を効率的に定着させる必要もあります。

最も効率の良い方法として、以下の記事を参考にして取り組んでみてください。

意外にも上記のような簡単な方法を使えば、それほど負担なく勉強を軌道に乗せ、記憶の定着も効率的に図ることができるようになります。

そして、この積み重ねをして模試や過去問を解いてみて、そこそこ良い結果が出るようになれば、そこからは、自信を持って試験勉強に取り組むことができると思います。

継続して取り組み、小さな成功体験を得ることの積み重ねが、重要なメンタル管理となるのではないでしょうか?

もちろん、冒頭で述べた通り、これらを遂行するには、体力が重要なことは言うまでもありません。

さて、試験本番でのメンタル管理はどのようにすれば良いのでしょうか?

まずは、試験直前になって、準備物品や移動経路のこと等で慌てることの無いようにすることは重要です。

試験当日のことをイメージしながら準備物品を用意したり、当日の移動経路や宿泊施設などについても万全の準備をしておくことがメンタル対策となります。

模擬試験を通してシミュレーションを実施しておくと良いでしょう。こういったことに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

そして、試験当日に緊張してしまって、実力が出し切れない状態に陥ることは絶対に避けたいところです。

また、ちょっとしたミスや悪問が解けなかったからと言って自分を過小評価してしまって諦めてしまうようなことも絶対に避けなければなりません。

忙しい日々の中で勉強時間を作って知識をつけて、体調管理もして体力をつけていたとしても、

自分を過小評価してしまうと、そのような状態に陥ってしまうかもしれません。

(念のために書いておきますが、試験会場に行くと頭が真っ白になってしまい手が動かなくなるとか、日頃からまったく勉強に集中できないような場合は、何かしらの疾患が隠れている場合もあるかもしれませんので、そのような場合は、受診をしてみることをおすすめします。)

積み重ねてきたものを「緊張」や「諦め」で無駄にしないようにするにはどのようにしたら良いのでしょうか?

以下の記事で紹介しているルーティーンを試してみてはいかがでしょうか?

私自身はこのルーティーンを用いて最後まで諦めることなく試験に取り組むことができたと思います。

有名なプロスポーツ選手もなんらかのルーティーンは実行しているものです。

上の記事内でも述べていますが、不合格の原因となるのは、

自己を過小評価することで、平常心を失い、「諦めてしまうこと」が原因のひとつだと考えられるのではないでしょうか?

メンタル管理ができていないと、平常心を失ってケアレスミスをしやすくなり、諦めから見直しもしなくなってしまい、取れていた問題も落とす可能性があります。

3.まとめ

日々の勉強を継続する上で、メンタル管理は、非常に重要です。

また、試験本番でのメンタル管理も重要になります。

私の場合は、自分で録音した「倍速録音教材」が日々の勉強継続でも試験本番でも役に立ちました。

人によっては、参考書に書き込みや付箋を貼ることで、同じようなメンタル管理をされている方もいます。

ご自分に合ったメンタル管理方法を試験本番までに確立して合格を勝ち取りましょう。

以下の関連記事が参考になればと思います。

通関士試験の独学短期一発合格のための直前までのメンタル調整(落とす要素は3つだけ)」

次回は、上記の記事にも登場した落とす要素の1つである「ケアレスミス」について書いていきます。

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名前:スギモト 通関士試験(平成18年度)を6か月の勉強期間を経て短期合格しました。 通関士試験に短期で合格するための情報を集めてみました。 通関士試験合格を目指す方のお役に立てれば幸いです。