通関士試験の独学短期一発合格への社会人の通勤時間を利用した録音勉強法

残業もある忙しい日々のなかで、どうやって勉強時間を確保したらいいのか?

この方法はそうした日々の中で、必要にせまられて使わざるを得なかったともいえるものです。

それは、自分で暗記しなければならない部分を録音し、それを何度も聞くというものです。

再生速度を上げていくと、さらに学習効率を上げることができます。

再生速度を上げる方法は、再生速度を速めることができる機器やアプリを利用します。

研修のレポートや会議の議事録を書いたりする際に便利なので、以下のような器材をひとつ持っておくと便利だと思います。

せっかくなら3倍速まで対応しているものをお勧めします。( 2倍速止まりのものが多いので、注意が必要です。)

上記製品のスペック→ソニーストアの製品情報ICD-PX470F

必ずDPC(Digital Pitch Control)の範囲を確認して3倍まで対応しているものを選択してください。


この倍速学習が自分に合っていると思えば、暗記しなければならない法律科目の内容を録音して、各個撃破していくのみです。

さて、この方法のメリットとしては、主に5つあります。

1.場所を選ばず学習できる

2.再生速度を上げて効率化を図れる

3.音読する必要があるために読みを覚えられる(覚えないと録音できない)

4.シャドーイングで記憶定着率の向上を図れる

5.効率の良い復習ができる

以下、上記項目に沿ってメリットを書いてみます。

1.場所を選ばず学習できる

基本的に「場所を選ばずに、聞いて学習することができる」ということです。

スピーカーから流せば車の中でもできます。

イヤホンをつければ電車の中でもできます。

混雑した駅構内や電車内でろくにスマホ画面も見ることができない方にもこの方法はおすすめです。

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2.再生速度を上げて効率化を図れる

さらに、慣れてくると再生速度を上げてより多くの情報を短時間で取り込むことが可能になります。

そのためには、機材やアプリが必要になってきます。

録音機材は 、TOEIC学習や会社の会議の議事録作成などにおいても何かと役に立ちますので一台は持っておいても損はないと思います。

購入するのであれば是非3倍速まで再生速度の調整ができるものをお勧めします。

上述の通り、DPC(Digital Pitch Control)の範囲を確認して3倍まで対応しているものを選択してください。

3.音読する必要があるために読みを覚えられる(覚えないと録音できない)

また、録音する前には口に出して読めないといけないので、読み方を覚えることにも繋がります。

わたしの場合は、まず難解な専門用語を理解できなくても、とにかく読みだけ調べて録音していきました。

読み方が分からない専門用語が出てきた場合は調べるのが面倒と思われるかもしれませんが、その調べる過程で暗記学習が一歩進んでいると考えると、これもメリットのひとつと言えるのではないでしょうか。

それに専門用語を読めないのは少し恥ずかしいので、早めにグーグルで検索するなどしてみるといいですね。

漢字が呼び出せない!という方は中国語入力にして手書きでスマホに漢字を書けば、調べることができます。

パソコンでもツール(道具箱)を開けばIMEパッドの「手書き」に書いて調べることができる機能がありますね。

4.シャドーイングで記憶定着率の向上を図れる

英語の学習スタイルのひとつであるシャドーイング(録音されたお手本をなぞるように遅れて自分で口に出す)というものと同じで、自分で聞いたことを自分で口に出して言うことで記憶の定着を強化できます。

車通勤に限定されるかもしれませんが、録音した内容をなぞるように口にだして
ぶつぶつ言いながら覚えるというのもひとつの手です。

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普通のシャドーイングはお手本を聞いてまずはインプットして、それを自分で発音してアウトプットします。

このアウトプットした自分の発音は自分の耳にも入るので再度インプットされているということになります。

情報が2回インプットされるメリットに加えて、能動的に情報をアウトプットすることで記憶の定着につながるといわれています。

電車通勤の方はぶつぶつ言うことはできないので、手元のスマホで録音した内容を見る方が良いかもしれません。

5.効率の良い復習ができる

自分の理解ができていない部分や、忘れてしまっている部分の情報を洗い出し、短期間で効率よく復習することができます。

また、復習するときは録音していた内容を普通の速度で聴くと「遅い」と感じるようになると思います。

一度見たり聴いたりしたことは、復習までの時間が短ければ短いほど覚えているもので、再現され易くなります。

これは以下の記事でも紹介しているエビングハウスの忘却曲線などでも有名な実証されている現象です。

一度録音した内容を、もう一度聴くということは、
ある程度覚えているので慣れが生じてしまっていて退屈に感じる
と考えることもできます。

この状態の時に、1.5倍速程度ならまったく負担にならないと思います。

(もちろん、個人差はあると思います)

そして次に聴くときは2倍速すら遅く感じるようになります。

このようなことから復習の際には、時間的な効率化が図れます。


さらに以下のような効果もあります。

もともと自分が吹き込んだ内容なので、忘れている時はそこそこ衝撃的です。

そして、録音した内容を聞いているときに、忘れてしまっている用語や理解が不足している部分が出てくると、頭の中に「?マーク」付きで、もやもやとした不快な状態がブックマークのように残ります。

ちょっと文章で説明するのは難しいですが、

例えば、欠格事由の「成年被後見人」を例えにしてみます。

この用語自体を忘れてしまっていた場合や、
「成年被後見人」がなんなのか意味を理解していなかった場合に聴くと、

「せいねんひこうけんにん」というただの音の塊としてしか頭に入ってきません。

「聞き取れるが、漢字も浮かばないし、意味も分からない」といった状態で、
いったんスルーするしかない状況となります。

もう、ほんとうにモヤモヤした不快な状態です。

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道路は渋滞していても学習は倍速で進みます

ここで、いちいち再生を停止して、確認すればいいではないかと思いませんか?

ここは、敢えて聞き流しましょう。
その方が効率がいいからです。

(そもそも、私のような車通勤では不可能です。電車通勤が羨ましい限りです。
AIには、その辺を何とかできるように、もうちょっとがんばって欲しいですね。)

再生を停止して確認できる方も少し我慢して聞き流しましょう。

どの部分をきっちりと暗記しなければならないのか、

どの部分の学習を掘り下げるべきか効率的に拾いだすことができるからです。

もやもやとした気持ちの悪い部分は、

言い換えると

「本当はすぐに見たいけれど、
しょうがないから後で見てやるか、
と付けておいたブックマーク」のようなものです。

それを車を停車させた時とか、電車から降りた時に、

「通関業法の欠格事由の辺りだったな」と参考書なり問題集を読んで確認してみると、

その過程で覚えてしまっているということが多いと思います。

こういった記憶学習として使うこともできます。

復習は「なんとなく短時間」で

私はそもそも勉強が嫌いで、復習するのは特に嫌いですが、

この方法だと、

なんとなく聴いて、なんとなく復習ができてしまいます。

慣れてくると、どんどん速度が上がってきて、変に捗ります。

当時は、ちょっと恐ろしいと思っていました。

その「ちょっと恐ろしい」という違和感は、ある意味正しい反応だったのかもしれません。

「脳トレ」で有名な川島隆太教授が、倍速学習に関して「脳を活性化させる働き」があることを研究で証明しています。

初めて「脳が活性化された時の違和感」だったのかもしれません。

脳が活性化されても特に害はないと思いますので、

忙しい社会人の方に活用してもらえれば光栄です。

以下、私が実践していた録音倍速学習についてより詳しく説明しています。

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名前:スギモト 通関士試験(平成18年度)を6か月の勉強期間を経て短期合格しました。 通関士試験に短期で合格するための情報を集めてみました。 通関士試験合格を目指す方のお役に立てれば幸いです。