合格に必要な基礎となる知識を簡単にまとめてみました。
これは独学で短期一発合格といったことに関係なく必要な知識です。
前回は以下の記事「貿易用語」でした。
今回は「英語」です。
目次
1.通関士試験で必要な英語の知識
2.英語ではなく専門用語
3.まとめ
1.通関士試験で必要な英語の知識
前回の貿易用語の記事に「incoterms(インコタームズ)」とか、「invoice(インボイス)」と言った、聞きなれない英単語が出てきたと思います。
両者とも、「通関実務」に関連して出てくる英単語です。
「通関実務」の問題を解いてみると分かりますが、TOEIC試験でもお目にかかれないような難解な英単語に出会うことになると思います。
通関士試験で必要な英語の知識はどの程度必要なのでしょうか?
2.英語ではなく専門用語
実は、通関士試験で必要とされる英語力は、中学レベルで十分です。
冒頭では、通関士試験では、
「TOEIC試験でもお目にかかれないような難解な英単語に出会う」
と書きましたが、そのような英単語には全て日本語訳がついています。
逆に日本語訳がついていない英単語は、ほとんどが専門用語と言っても過言ではありません。
つまり、前回記事で書いた、貿易用語という専門用語が理解できていれば英語に関しては問題ありません。
もし英語が苦手でも、中学レベルの英語をわざわざ復習する必要はありません。
それは問題を解いてみれば分かると思います。
通関士試験に出てくる英語について、もう少し具体的に知りたいと言う方は、以下の記事をご覧ください。関連記事として1分で読み終わる英単語集もあります。
4.まとめ
前回、前々回の記事と同様に、英語に関しても「通関士試験に出てくる英語」の範囲を逸脱して勉強する必要はありません。
ビジネス英会話の実力を測るTOEICテストと、英語圏の学校生活における英語力を測るTOEFLテストの英単語の出題範囲は全く異なります。
英検2級と英検1級の英単語の出題範囲も全く異なります。
同じ英語でも分野やレベルによって、試験範囲が異なることは言うまでもありません。
法律用語や貿易用語でも、同様の意識を持って、きちんとした試験範囲内での対策を進めて行きましょう。
次回は、模擬試験について書いていきます。