今回は京大合格者も使っていたという 「ぬり絵勉強法」をご紹介します。 集中力とモチベーションをアップさせ、進捗管理もなんとなくできてしまうという優れものです。
試験本番の時間管理にも役立つという名前を見ると拍子抜けしますが、優秀な勉強方法です。
後述する通関士試験の勉強のバランス・コントロールにも役立ちそうですね。
目次
1.集中できる時間は15分?
2.ぬり絵で工程管理?
3.ぬり絵でモチベーションアップ?
4.バランス・コントロール
5.まとめ
1.効果的な時間は15分?
以下の記事によると、勉強に効果的な時間は15分だそうです。
勉強時間は短い方が好成績?という記事(実験データも載っています)
長時間継続して学習に取り組むよりも、15分という短時間を使って集中した方が成績は良かったというものです。
通勤時間などの隙間時間を使って集中できれば、長時間の学習よりも効果的とのことです。
確かに長時間勉強を続けていると段々と問題を解くスピードが落ちて、学習の質が低下しているのが分かるような気がします。
残業をしていると、時間が長引けば長引くほど、効率が低下しているような気がするのは私だけでしょうか。
私は、そもそも勉強を長時間継続できないタイプなので、通勤時間という隙間時間を使って学習していました。
通関実務はさすがに自宅で座って勉強する必要がありましたが、休日に休憩を入れながら3時間から4時間程度が集中力の限界でした。
後は、隙間時間と会社から帰宅後の1時間程度を使って学習していました。
隙間時間としては、20分程度の通勤時間を録音倍速学習で使っていました。
録音倍速学習に関しては、他の記事をご覧ください。
2.ぬり絵で工程管理?
今回の記事では以下の記事を参考にさせてもらいました。
勉強嫌いの私が1年で3000時間勉強して京大に合格した「ぬり絵勉強法」
方眼用紙の1マスを15分として塗りつぶしていく方法です。
この「 ぬり絵勉強法 」は、なんとなくですが、
製造業などで使う工程管理に使うガントチャートなどを連想させます。
京大に合格する上で、まずは仕事量(勉強量)を把握した上で、進捗状況をきっちりと管理していく能力が必要ということなのでしょう。
通関士試験でも同じことが言えると思います。
進捗状況を把握して何を優先して取り組むべきかを把握することは重要ですよね。
また、1マス15分で、どのぐらいテキストを読みこなせているか、どのぐらいの問題数をこなせているのかを把握することも重要です。
これによって、全体の工程数(塗りつぶす量)を微妙に増やしたりする必要があるかもしれません。
試験でケアレスミスを防ぐ上で、見直しをする時間が大事になってきますが、
15分で通関実務の問題を何問こなせるかが分かれば、見直しの時間の余裕があるのかも把握できるようになります。
「 ぬり絵勉強法 」では塗りつぶすだけですが、1コマで何問解けたか「分析メモ」を記入していっても良いかも知れません。
1コマ15分でこなせる問題数が増えていかずに、模試で見直しをする時間もなかったと言う場合は、何らかの対策を急いでする必要があるサインだと思います。
問題を解く際に効率的に解けるような対策をする必要があるかもしれません。独学ではこの辺の知識を得るのに苦労する場合があります。
この件に関しては、別の記事で書いてみようと思います。
進捗管理は、後述する「バランス・コントロール」をする上でも非常に重要となってきます。
3.ぬり絵でモチベーションアップ
このぬり絵学習法のもうひとつのメリットはモチベーションアップにつながるということです。
15分を1マスとして塗りつぶしていくことで、自分がどれだけやったかを一目で把握できるのです。
進捗状況を把握しつつ、合格に近づいていることが目に見えて分かります。
足りない部分を学習して塗りつぶしていくことに楽しみを見出せるようになるからです。
私もガントチャートをエクセルで作って進捗管理をしていますが、仕事が進んでいることを把握できるとともに、漏れがないかチェックできるので、安心して仕事ができます。
この「 ぬり絵勉強法 」も同様に安心感を目に見える形で与えてくれるものだと思います。
4.バランス・コントロール
3科目を満遍なくバランス良く学習すると危うい(不合格)と他の記事で書いていますが、そのバランスをコントロールするのに役立つのがこの「 ぬり絵勉強法 」かもしれません。
もちろん模試や過去問を解いて、どのぐらい「基本・必出レベル」の問題が時間内に余裕を持って解けるかが重要となってくるのですが、
なぜ模試や過去問が時間内に解けないのかを知るために、
「 ぬり絵勉強法 」を進捗管理表と見立てて分析すると答えが出るかもしれません。
進捗状況については、基本的に誰も管理してくれることはないと思います。
自分で進捗管理をするしかありません。
仮に、
「通関業法」をピンク
「関税法等」をグリーン
「通関実務」をブルー
で塗り潰していったとします。
「通関実務(ブルー)」の量が他と比べて少なければ「赤信号」です!
通関実務の時間配分を調整しましょう。
通関実務は試験開始当初から取り掛かって、できれば毎日触れて勘を鈍らせないようにしましょう!
通関実務の計算処理や貨物の分類などが迷うことなくできるようになれば、
一番残念な結果を招く原因であるケアレスミスを防ぐための見直しの時間を作ることができます。
5.まとめ
今回は有名な勉強方法を通関士試験にあてはめて考えてみました。
15分という短時間でどのぐらいの成果が出せているかチェックしつつ、工程管理をしていきましょう。
試験本番でもこの15分という時間感覚が掴めていれば、焦ることはなくなるのではないでしょうか。
やはり、早くから進捗管理に取り組むことは重要ですね。