冒頭部分は昔話(2006年当時)でわかりにくい点もあるかもしれないので、軽く流していただいても結構です。
ちなみに、私の合格年度は2006年度(平成18年度)で、合格率は過去最悪の7.0%の年でした。
その頃はまだ「カセットテープデッキ」なるものを搭載した車がまあまあ普通に走っていたので、
当時はカセットテープに吹き込んで、車載カセットデッキで聞いていました。
その後、再生速度を変えれるつまみのついた録音再生ができるカセットウォークマンがあったので、
それを使って再生速度を速くして聞いていました。
カセットテープはA面とB面がありまして、A面が終わるとデッキから出して裏返してB面を再生するなどややこしい一面もあり、それを補うのがオートリバースという機能で・・・と、ここまでが昔話です。
いまは、録音再生が簡単にできる上に、手のひらに収まるサイズの器材もあります。
スマートフォンでも同じことができるようになっています。
(ただし、以下のような器材は会議などでも使えて便利です。
ご購入の際はスペックを必ず確認してください。「3倍速」まで速度が上げれる機能のものをせっかくなら買いましょう)
上記製品のスペックはこちらソニーストアの製品情報ICD-PX470F
DPC(Digital Pitch Control)の範囲を確認して3倍まで対応しているものを選択してください。
ただ、カセットテープを使ってよかったと思う点があります。
(カセットテープを買えと言ってるんじゃないですよ!中目黒のカセットテープ屋は渋いですけどね)
それは、46分テープだと、片面(A面)で23分となります。
これが「通勤時間」と「私の集中力が続く時間」とちょうどマッチしていたんです。
何が言いたいかと言うと、
カセットテープの録音時間の限界が、
「集中力が続く時間」
「最も効率の良い学習時間」
の目安を教えてくれることになったのです。
(カセットテープはボイスレコーダーのように何時間も録音できません。テープですからね。例えると要領が1メガのスマートフォンのようなものです。)
「ここでいったん休め」とか「復習のために頭の中で反復せよ」
という「区切り」がいやおうなく付いていたのです。
ですから、
カセットテープを使わない人はくれぐれもご注意ください。
(もはやいないと思いますが・・・)
「自分にとって集中力が続く時間」
「復習にベストなタイミングと時間」
などはよくよく自分と相談して、
日々の勉強の中で探り当てておくべきであるということを。
長時間の録音が可能だからと言って、それをだらだらと聞き流していても、
もしかすると頭の中には何も残っていないかもしれません。
京大合格者が使っていた方法や記憶に関する研究を見たときに、
「学習時間」がいかに大切か理解できると思います。
以下の記事はエビデンス込みで書いてありますので、読んでみてください。
私が書いているようなことは「常識」ですという方は、読まなくても大丈夫だと思います。
ただ、何事もエビデンス(科学的な根拠)やソース(情報源)を知ることは重要です。
適当に私の無意味な経験だけを、みなさんの時間を取らせるために書いている訳ではないということです。
話は元に戻りますが、
「学習時間」は大切です。
例えば、
Youtubeでも10分前後だと見る気がするけれど、
それ以上の時間になると見る気がしないことってありませんか?
私の場合は、よほど興味がないと、再生ボタンを押す気にならないです。
時間がもったいないというのもありますが、
興味がないものに多大な集中力をさくのは難しいということではないでしょうか。
つまり、なんとなく続けられる、
集中力が続く時間というものが個人個人であると思うのですが、
それが勉強となると私の中でだいたい20分から30分だったのです。
ですので、再生時間を上げると効率がもっとも上がったのが、20分前後だと思いました。あくまで私の場合です。
ですので、もし同じようにやってみようと思われる方は、
録音時間を30分前後にして聞いてみるとか、
その30分をさらに、2分割して15分聞くことから初めてみるなど
ストレスにならない程度でやってみるといいかもしれません。
ちなみに、京大合格者が実践していた以下の記事の勉強方法は15分を1コマとしています。
この記事の学習方法に倍速学習を加えたものが、さきほど紹介した以下の学習方法です。
30分の録音を2倍速越えで聴くと、15分程度で終わります。
集中力が最も続く学習時間で「通常の2倍以上の情報量」をインプットできることになります。
(ちなみに「通常の3倍」というと聞こえはいいですが、ほぼ聴き取れないレベルとなります。)
復習する上でも同じことが言えます。
さらに効果的だと感じることは、
録音しておいたものを試験会場にいく前に聞くと、手軽に復習することができるということです。
倍速で聞くとかなりの情報量となります。
自分の声で吹き込んだ録音は、自分がこれだけやったんだという自信にもなります。
付箋やインデックスで膨らんだ参考書を眺めているのと同じ効果が得られます。
このメンタル面への影響は重要だと思います。これについては別に書いています。