今回は私が実践していた集中力を高める方法について紹介します。
紹介するのは、いわゆる「アロマテラピー」ですが、最近では臨床試験なども行われるようになってきているようです。
内閣府より公益認定されている公益社団法人・日本アロマ環境協会のホームページの「研究・調査」もあります。
ホルモンバランスに影響を与える可能性があることから、妊娠中の女性の方にはよくないとされているアロマオイルもあるので、注意が必要です。
雑貨店やドラッグストアなどに置いていることもある小さな小瓶に入った「アロマオイル」を気分転換も兼ねて買いに行ってみてはいかがでしょうか。
私は、ドイツ製の入浴剤「クナイプ」が好きで、あのバスソルトを大量に入れた湯船に浸かってボーっとするのが至福の時間です。
仕事の場合は残業の時に、アロマオイルの香りを少し嗅ぐだけでも少し気分転換が図れ、集中力を復活させることができます。
(ただし、長時間残業の場合は何をやっても効果が無いような気がします)
目次
1.香りの持つ効果
2.試験勉強開始のきっかけ作りとして使う
3.通関士試験の本番で使う?
4.まとめ
1.香りの持つ効果
普段から特定の香りを嗅ぐとほっとして呼吸が深くなって落ち着いたり、
逆に不快に感じる香りを嗅げば、イライラして気分も滅入ってくるといった
気分的な変化が起こる場面があると思います。
例えば、
コーヒーや紅茶の香りを嗅いだ時、
気に入っている柔軟剤の香りを嗅いだ時、
ヒノキの香りのする湯船に浸かった時、
お線香の白檀の香りを嗅いだ時など
様々な場面に登場する「香り」ですが、
「気分転換」という言葉がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
もし効果があれば使わない手はないと思います。
「勉強のきっかけを作るのが苦手で、なかなか勉強に取り掛かれない」
とか、
「試験本番で緊張してしまって実力が出し切れなかった」
というような経験がある方は試してみてもいいかもしれません。
内閣府公益認定「公益社団法人・日本アロマ環境協会のホームページ」
には以下のような研究成果が載っています。
イライラや不安を和らげストレス軽減と集中力には好影響を与えるとの研究成果( ペパーミント製油・オレンジ・スイート精油 )
2.試験勉強開始のきっかけ作りとして使う
休みの日でも、なかなか勉強に取り掛かれずに、ストレスだけ感じて時間だけが過ぎていくというような経験がある方は、
「香りをきっかけにして勉強モードに入る」という方法を試してみてはいかがでしょうか。
アロマオイルを販売している店に行って、好みの香りを手に入れて試してみるといいかもしれません。
ただし、冒頭で述べた通りホルモンバランスに影響を与える可能性があることから、妊娠中の女性の方にはよくないと言われているアロマオイルもあるので、注意が必要です。
ティッシュペーパーに1滴垂らして置くだけで十分な効果があります。
内閣府公益認定の公益社団法人・日本アロマ環境協会が推奨しているメーカーの1社である 「生活の木」は店頭でも良くみかけるメーカーです。
以下、代表的なアロマオイルを紹介します。
ローズマリー
料理のスパイスとしても有名です。刺激のある香りでリフレッシュできる上、集中力や記憶力を高める作用があると言われています。
私にとっては、アロマオイルで勉強と言えばローズマリーのイメージがありますが、好き嫌いが分かれる香りかもしれません。少量を短時間嗅ぐ分にはまったく問題はない香りだと思います。私の場合は、オイルの瓶から直接香りを嗅いでいるとクラクラするときがあります。(そんな使い方は一般的ではないので、真似しないでください)
ヒノキ
ヒノキは気分を和らげ、集中力を高めると言われています。受験大国の韓国では、日本製のヒノキの学習机の売れ行きが好調だと某家具屋さんで聞いたことがあります。日本のヒノキは品質が良く建材としても韓国では人気だそうです。
学習机を新調するのも良いですが、まずは、アロマオイルで効果を試してみてはいかがでしょうか。
小さいサイズもあるので、ヒノキのアロマオイルはお試し用として買ってみても良いかもしれませんね。
レモングラス
強い刺激のある香りが特徴です。刺激を与えると同時に鎮痛作用なども併せ持つと言われています。虫除けにも使われますね。
この香りも不快感を感じる方は少ないと思います。
グレープフルーツ
柑橘系特有の香りがします。抗不安作用があるといわれており、気分をリフレッシュさせるのにぴったりです。万人受けする香りで、周囲の人が不快に感じるということもなさそうです。
ペパーミント
清涼感が特徴的です。鎮痛作用・抗炎症作用などを併せ持つと言われています。
気分をリセットして集中力を高めるきっかけをつくってくれるかもしれません。
この香りも、不快だと思う方は少ないのではないでしょうか。
イランイラン
特徴的な甘い香りを持ち、不安軽減作用があると言われています。
仕事や通勤のストレスからいったん自分を解放して、勉強に向かうきっかけを作ってくれるかもしれませんね。
苦手と感じる方もおられるかもしれません。私はあまり得意ではない香りですが、イランイランの特徴的な香りに魅了される方もたくさんいるみたいですね。
こういったセット販売もしているようです。
まだまだ香りのバリエーションはありますので、ご自分に合うものを探してみてください。それだけでもいい気分転換になると思います。
ご自分でブレンドしたりして最強のアロマオイルを生成してみてはいかかでしょうか。ただし、アロマ道に没頭して勉強不足にならないようにご注意ください。
私の個人的な印象ですが、貿易業界に身を置いている方は、なんでも極めていくタイプが特に多いような気がしますので、試験期間中だけは深入りにご注意ください。
まずは、アロマテラピー協会などが提案しているガイドラインに沿って試してみると良いかもしれません。
内閣府公益認定の公益社団法人・日本アロマ環境協会のホームページ
「アロマテラピーの楽しみ方」
内閣府公益認定の公益社団法人・日本アロマ環境協会のホームページ
「取り扱い上の注意」
3.通関士試験の本番で使う?
どうやって通関士試験の本番で使うのか?
鉛筆を削った部分に1滴垂らすと十分な効果が得られます。
削ったらなくなるのではないか?
1本アロマ用に用意しておいて削らなければ大丈夫です。
↓こういう木に浸して使うのと同じ発想です。私はこれを使っています。
削った後に注ぎ足せば良いと思うかもしれませんが、
当日アロマを鉛筆に垂らして失敗すると、高濃度の香りが会場を包み込み、周囲も巻き込む「自爆テロ行為」ともなりかねませんので、おすすめできません。
あくまで私見ですが、当日の朝に1滴垂らした1本で十分だと思います。
なお、当日試験会場で調合などを試みて、高濃度のアロマを拡散した上に、
鉛筆から滴るアロマオイルでマークシートが塗りつぶせなくなった場合の責任は負いかねます。
私は、ヒノキとローズマリーのブレンドオイルを鉛筆に染み込ましていましたが、問題なく書けました。心配であれば試し書きしてみてください。
また、解答用紙がオイルまみれにならないように、
自宅かホテルで事前に仕込んでおくことをおすすめします。
(何種類も持っていきたいという方はどうぞ、ご自由に!)
4.まとめ
香りのもたらす効果はあなどれないものがあります。
効果があるか一度試してみる価値はあると思います。
いまひとつ効果を実感できない場合でも、ルーティーンとして使うことも可能です。
ルーティーンのことについては以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。