今回は、何をするにも重要な食事管理について書いてみました。
今頷かれたか、首を傾げられたかで、勝負が分かれたと言っても過言ではありません。
目次
1.You are what you eat.
2.受験対策としての食事管理
3.試験直前・当日の食事管理
早く合格レベルまで勉強をすすめたいという気持ちとは裏腹に
「集中できない」
「勉強が思ったほど捗らない」
などの悩みを抱えていませんか?
その原因は実は食事にあるのかもしれません。
1.You are what you eat.
あなたが何者であるかは、食べているもので決まる。
つまり、健康は食べ物で決まる(You are what you eat.)といいます。
合格もまた、食べ物で決まると言えるかもしれません。
受験途中からどうも集中力が切れてしまった。
いらいらとした焦りがあって、見直しもする気が起こらなかった。
こんなことは、勉強が得意とか苦手とかは関係なく、単に低血糖の症状が出ているだけかもしれませんね。
ちなみに、低血糖の症状は「強い空腹感、冷や汗、ふるえ、いらいら、頭痛、動悸などが起こり、重症になると意識がなくなる」といったものです。
「意識がなくなる」以外の症状は、ご飯を食べないでずっと運動したり勉強や仕事をしていると経験したことがある症状ではないでしょうか?
このような症状が試験中に出れば、合格は危ういかもしれません。
食事管理というと、スポーツ選手がやっているイメージがありますが、
勉強をする上でも重要です。
今回は勉強する上での食事管理と試験当日の食事管理について書いていきます。
2.受験対策としての食事管理
受験勉強では脳のエネルギー消費量が増大します。
事務職などの頭を使う仕事もデスクに座っているだけですが、意外なほど多くのカロリーを消費しています。
詳しくは、こちらのサイトの説明が図もあって、分かり易いと思います。
スプーンのマークのあの会社です。三井製糖ホームページ
どうでしたか?分かりやすかったと思います。
糖は脳のエネルギー源として絶対に必要であることが理解できたのではないでしょうか。
だからと言って、
即効性の高いブドウ糖などの糖質をがんがんとってしまうと、
血糖値の急激な上昇に伴い眠気を催すとともに、
その後の血糖値の急激な下降を招きます。
では、どうすればいいのでしょうか?
バランスの取れた食事を適量3度摂取する。
適量の間食をしっかり摂取する。
以上です。
そんなこと当たり前ではないかと思いますよね?
しかし、この「適量」が非常に重要で、
難しい要素であるということが、
以下の医師との会話から理解できると思います。
(これは私が実際に聞いた話です)
ナガセ先生!一番健康に良い、究極の食事管理はどのようなものか教えていただけませんか?
なんですか、いきなり?!
そうですね・・・。
食事は頻回に分けて摂取するというのが良いと言われていますね。
例えば6回とか7回に分けて摂取する方が、血糖値が急激に上昇しないで一定に保たれるので、健康のために良いのです。
お言葉ですが、ナガセ先生!
1日のカロリー摂取量も考えて6回も7回も食事を作ったり、買いに行って食べるなんて到底無理ですよ。
たしかに、現実的ではありませんね。
食事の満足度というものもあるので、量を減らしてちょこちょこ摂るということは非常に難しいですね。
でも、あなたはちょこちょこ食べるのでしょう?
先生!私は、カロリー計算もしつつ、ちょこちょこ間食して、試験にも仕事にもがんばっているんですよ!これ以上の分食は無理ですよ!
いや、そのままで結構です。カロリー計算をしつつ間食を摂ることこそ現実的かつ最良の方法と私は思いますよ。
そ、そうなんですね。ありがとうございました!
バランスの取れた食事を適量で3食、ゆっくりと時間をかけて摂る。
あとは、間食で補うのがいいですね。
ところで今日は何の用でしたか?
ということで、かつて病弱だった私(詳しくはこちらのお話で)がよく知っている医師との会話をまとめると、
朝・昼・夕の3回をたっぷり食べると、
食後の血糖値の急上昇を招くので、よくありません。
3回の食事の量を減らして、間食を適量摂りましょう。
ということになります。
では、「適量」はどのようにしたら分かるのでしょうか?
それは、毎日の食生活の中で自分にあった摂取量を知るしかないですね。
運動量や年齢から基礎代謝量を割り出して必要カロリーを求めることを一度試してみることも重要ですね。
ただ、ものすごく鍛えていて筋肉質の方などは、あまり参考にならなかったりします。
日本医師会の自動計算できるサイトがありましたので、以下参考までに。
日本医師会 1日の推定エネルギー必要量計算
3.試験直前・当日の食事管理
前日や当日に、腹が減っては戦は出来ぬと言って、
普段と違う量や質のものを食べる方は、
体調を崩さないように気をつけましょう。
自分に合った食事を普段から探して、ベストなコンディションに持っていけるように調整しましょう。
受験対策特別食を受験当日に使用される際は、事前に模試などで試してからにしましょう。
ちなみに、私の試験当日の食事はこのようなものでした。
朝食
・カロリーメイトゼリー1個
・ウィダーインゼリー(エネルギー)1個
・カロリーメイトブロック2本
・チョコレート3個(小さいものです)
・ヨーグルト1個
・オレンジジュース1杯
・コーヒー1杯
・バナナ1本
間食( 1科目終了後)
・カロリーメイトゼリー1個
・チョコレート3個(小さいものです)
・ラムネ5~6個
・水
・アミノ・バリュー
昼食
・カロリーメイトゼリー1個
・ウィダーインゼリー(エネルギー)1個
・カロリーメイトブロック4本
・チョコレート4個(小さいものです)
・ラムネ5~6個
・缶コーヒー1本
・水
・アミノ・バリュー
筋肉質で代謝がいい人はもっと食べないといけなかったり、もっと少なくても十分という人もいるかもしれませんね。
ベストコンディションに持っていける食事は人それぞれなので、自分で日ごろから食事と体調との関係を意識して、試行錯誤してみるといいと思います。
こちらの記事で、試験当日の必要物品や食事について書いていますので、参考にしてみてください。
食事管理と同様に、重要になってくる、オーラルケア(虫歯予防のための口腔内ケア)についても書いています。
虫歯で苦しみながら仕事や勉強を続けると最悪は、試験が受けられなくなるかもしれません。