通関士試験の合格するための勉強をするために必要な基礎となる知識をまとめてみました。
これは「短期合格」とか、「独学」、「一発合格を目指す」といったことに関係なく必要な基礎知識です。
予備校や通信講座を受けている方でも、意識できていないと危うい知識と言えます。
前回は以下の記事、「法改正」でした。
今回は「合格基準」です。
目次
1.合格基準
通関士試験の合格基準は、
「各科目の正解率が60%以上」となっています。
3科目全てをあわせた合計で60%という合格基準ではありません。
例えば、2科目で満点を取っても、ある1科目が正解率60%に届かなければ不合格になるということです。
「得意科目を作っても合格には影響しないが、苦手科目を作ってしまうと不合格に限りなく近づく」
と言えます。
2.試験対策
合格基準を見れば分かるように、
合格するためには、
「各科目の正解率が60%以上」を目指して試験対策を進めることになります。
正解率が60%を上回りさえすれば、70%も得点する必要はないのです。
このように合格基準を分析すると、試験対策の方向性が自ずと決まります。
当たり前のことだと思われるかも知れませんが、
実際には、「3科目全てをあわせた合計で正解率が60%以上」と勘違いしている方がおられます。
試験案内を熟読せずに勉強に集中してしまう場合があるようです。
ただし、以下の具体策さえ実行できていれば、それでも問題ないかもしれません。
3.具体策
「各科目の正解率が60%以上」を目指す試験対策をする具体策としては、
問題集で「出題頻度の高い問題」を解けるようにすることです。
テキストを読んで理解するだけでは不十分です。
『問題集で「出題頻度の高い問題」をいかに多く解けるようにできるか』
という事が非常に重要になってきます。
4.まとめ
試験は傾向に合わせた対策をする必要があります。
合格基準という傾向から、まずはどういった試験対策をすれば良いか分析できます。
分析結果から、自分に合った勉強方法で実力をつければ試験には合格できます。
以下の記事は、『「各科目の正解率が60%以上」を目指す試験対策をする具体策』として重要なツールである「問題集」について書いています。